デニム工場とものづくり

ファッションを語る上で外せない存在といえるデニム。ヴィンテージ品ともなると、一部のマニアの間では1本数百万円の値が付くほどだ。

実はテイラー スティッチの鎌倉七里ガ浜店にも、存在感を放つ印象的なジーンズが飾られている。ヴィンテージ風の、まさにアメリカンデニムというべきそのジーンズは、CEOであるマイクが創業当時から穿いていたもの。テイラー スティッチのオリジナルアイテムである。

テイラー スティッチはカスタムオーダーシャツからスタートし、そこで培った技術や経験を活かして「丈夫で、着心地よく、毎日でも着たい服つくり」をずっと目指してきた。

鎌倉七里ガ浜店に飾られたジーンズも、縫製、ディティール、リベットなどの資材、どこをとっても、こだわりが感じられる素晴らしい出来栄え。その高いクオリティを見れば、昔からどれだけデニムをどれほどリスペクトしてきたか、わかるはず。ものづくりの根底には、デニムへの尊敬の念があるのだ。

今回、テイラー スティッチの良きパートナーであるデニム工場を紹介したい。共に、世界的な有名ブランドからもラブコールが絶えない工場だ。
その ものづくりへの熱意に触れれば、なぜデニムアイテムをこれほどまでにリスペクトするのか、その答えも自ずと知れるだろう。

Volunteers working on maintaining our wild.

まず一つ目は、コーンデニム(旧コーンミルズ)。ジーンズが、アメリカのゴールドラッシュの時代から、かの有名デニムブランドとともに歩んできたことは、誰もが知るところ。そのブランドを語るに外せないのが、デニム生地メーカーのコーンミルズだ。125年以上にわたり時代を支えてきた、この工場のシャトル織機で織られるデニムはもはや伝説だ。穿いて、洗って、を繰り返すうちに徐々に体形になじみ、美しい濃淡を描き出すデニムは、世界中で多くのファンを獲得してきた。
何を隠そう、テイラー スティッチの最もスタンダードなデニムは、コーンミルズ製である。

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残念なことに、コーンミルズのホワイトオーク工場は、2017年12月をもって閉業した。
しかし、ものづくりへの情熱から運命的な出会いを果たしたテイラー スティッチは、工場の創業110周年記念モデルや、オリジナルカスタムセルビッジ付きデニムなど、特別なアイテムを共に開発。“ブルージーンズ”と呼ぶにふさわしい、魅力あふれるアイテムを生み出すことができたのだ。

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そして2019年、新たにテイラー スティッチが挑戦したのは、100%オーガニックコットンを使用したデニムアイテム。
ものづくりに携わる者の責任として、最大限の環境への配慮と、その取り組みによっても損なわれない最高の完成度を目指し、トルコのISKO社とタッグを組んだ。“3 Month Rinse Selvage”シリーズに施されたアースグリーンのオリジナルセルビッジは、未来への約束の証であり、同時に確かな品質を保証するものでもある。

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岡山県と聞けば、デニムを思い浮かべる方も多いだろう。テイラー スティッチが出会ったKUROKIも、岡山に工場を構えるデニムブランドだ。
特徴は、国内で原材料の選別から企画を行い、染色から一貫生産ができることによる、なめらかな色合いと上品な質感。KUROKIもまた、地球環境や人体環境への負担を少なくする取り組みを行っており、ものづくりに対する責任を果たす一ブランドである。

テイラー スティッチがデニムをリスペクトするのは、もちろん、単にアメリカ生まれのブランドだからというわけではない。

多くの挑戦者たちによる思いや、時代と文化の中で育まれてきた技術や経験、そしてそれを未来へとつなぐ責任が、そこにあるから。

根気良く、丁寧に、そして人に自慢したくなるようなものを目指して——テイラー スティッチのものづくりの基本は、そう、まるであなたがお気に入りのジーンズを育てることと、同じなのだ。

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