THE ART OF LEATHER―アートオブレザー―

    GOLDEN BEAR SPORTSWEAR
    95年の歴史

    ホームタウンであるサンフランシスコのミッション地区、ポトレロ・ヒルのテイラー スティッチの本社から目と鼻の先に、ゴールデンベア・スポーツ・ウェア社の工場がある。そこでは古き良き20世紀を象徴するクラシックなレザージャケットが、デザインされ作られてきた。1922年、“S.スレイター&サン”という名でショップを構えて以来、創業者のサム・スレイターは、この街のクラフトマンシップとアパレルの祖としての地位を確立。オーナーは変われど、世に出した数々のアウターウェアの傑作が評価され、ゴールデンベア・スポーツ・ウェア社の名前は、今もさまざまなブランドがコラボレーションしたいリストのトップに入っている。

    ゴールデンベアのジャケットを作る過程にあるのは、「几帳面さ」だけではない。パネルに貼って行われるレザーのシボ加工から手で縫い合わせるまでの工程を通して、全てのジャケットには、歴史や目的や熱意が注ぎ込まれているのだ。

    創業以来、ゴールデンベア社は労働環境や雇用期間の基準を設け、申し分のない評価を受けてきた。今日に至っては、現CEOのマット・エレンのリーダーシップの下、従業員の平均雇用年数は20年、彼らには十分な給与が支払われ、休暇や病欠の保障もある。さらに4半期に1度、ダレンシー・ストリート基金、ジョン・バートン基金、そしてベイエリアの向こうのホームレスシェルターなどへ、慈善目的でジャケットの寄付を行っている。

    • 場所 : カリフォルニア・サンフランシスコ
    • 工場 : Golden Bear Sportswear
    • 従業員数 : 20名、男性 66%、女性 34%
    • 工場内使用言語 : 英語
    • 設立 : 1922年
    • 製造アイテム : The Moto Jacket , The Presidio Jacket

    FRIENDS IN FOOTWEAR
    靴の都のファミリービジネス

    もしシンデレラがガラスの靴の代わりを探しているのなら、ダンテ社こそ絶対に訪れるべき場所。そもそも、ガラスの靴の履き心地なんて良いわけがない。危険なガラスの上を歩くことさえ普通は避けるのに、シンデレラは努力してガラスの靴を履いて、やっと幸せを手に入れたというのはご存知の通り。このおとぎ話の逸話は、やや大げさに感じるかもしれないが、実はそうとも限らない。世間のテキスタイル工場の労働環境といえば、実際、“継母にいじめられていたシンデレラ”とあまり変わらないほどに過酷なのだ。

    ところが幸いなことに、メキシコのレオンにある家族経営の靴メーカー、ダンテ社は、おとぎ話のごとく、より古典的なハッピーエンディングを従業員たちにもたらしている。共同創業者であるデイヴィッドとカルロス・トーレス・フローレスの兄弟は、リーダーシップを発揮するだけでなく、シンデレラの魔法使いのように、従業員たちにプライベートな輸送手段として「かぼちゃの馬車」、つまり自転車まで提供している。

    時計が午前0時を打ち、魔法が解けるのを気にする必要などない。ダンテ社の従業員たちは適正な時間で働き、公平な報酬を受け取る。そしてビジネスというよりは、大家族の一員のように働けるのだ。もちろん、道徳と友好を理由に、品質を損なうこともなし。生産されるフットウェアには、上質な地元産レザーが用いられ、トーレス・フローレス兄弟による従業員を幸せにするための心配りと同様に、細心の注意をもって作られている。最高の靴を生み出すために、何かを犠牲にすることなどはないのだ。

    • 場所 : メキシコ・レオン
    • 工場 : Friends in Footwear
    • 従業員数 : 403名、男性 64%、女性 36%
    • 工場内使用言語 : スペイン語
    • 設立 : 1987年
    • 製造アイテム : The Chukka , The Ranch Boots

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